歯周病で施される手術のいくつか

「たかが歯周病」と安易に考えられがちな歯周病ですが、この病気も進行していくと外科的治療が必要になる場合が有ります。 では、ここで歯周病を治療するために施される手術についていくつかご紹介しましょう。 まずは「歯肉剥離掻爬術」。別名、フラップ手術とも言われるこの手術は、歯周ポケットを切開し、中に溜まってしまった歯垢や歯石を取り除き縫い合わせるというものです。 これは、歯周ポケットが深すぎて歯石や歯垢などが取り除けない時に行なわれます。 他には、フラップ手術と同じように行なわれていくものの、縫い合わせる前にエドムゲインという薬を歯槽骨に塗って歯周組織そのものを再生させる「歯周組織再生療法」というものも有ります。 またエドムゲインの代わりに特殊な人工的に作った膜を付けて歯周組織を再生させる「GTR法」、別名「組織再生誘導法」という手術も有ります。 いずれにせよ、どれも手術という外科的な治療です。 よく歯科医の話を聞き納得した上で手術を受けましょう。 しかし、手術をしたからといって安心してはいけません。 その後のケアが大切です。 定期的に歯科検診を受けることや正しい歯磨きをすることを心がけましょう。 そのようにして再発しないように心がけましょう。